センサープローブ交換式多項目水質計

WiMo, WiMo Plus

nke Instrumentation社製

センサープローブ交換式多項目水質計WiMoシリーズは、最大7つのプローブを使用し最大20個もの水中パラメーターを同時に測定し記録します。本体へ装着するプローブを選択/交換することで、用途に合わせた様々な観測が可能です。堅牢性が高く長期モニタリング用途にも最適で、その場合はワイパーを使用して光学センサーを生物付着から保護することも可能です。

WiMoはPCやスマートフォンとWi-Fiを用いて直接接続され、高速なワイヤレス通信を行い誰でも簡単に機器の設定やデータを取得することが出来ます。通常WiMoは内蔵メモリーにデータを記録しますが、ケーブルを用いて制御機器へデータをリアルタイムで伝送したり、ブイなどに設置したWiMoへ専用の3G/4G伝送モジュールを装着することで、データを基地局へワイヤレス通信することも可能です。

WiMO(本体)

このWiMo(本体)にセンサープローブを自由に装着して使用。センサープローブを4本まで装着可能

WiMO Plus(本体)

このWiMo Plus(本体)にセンサープローブを自由に装着して使用。センサープローブを7本まで装着可能

特徴(WiMo、WiMo Plus 共通)

センサープローブは容易に交換可能

最大2個0の水パラメータを同期に測定

アルカリ乾電池を内蔵し長期間に渡る観測が可能

全てのPCやスマートフォンと互換性のあるWifi接続

 ブラウザベースでインストール不要のソフトウェアを用いた使いやすいインターフェース

3G / 4Gを用いた遠隔通信が可能

多くの観測で実証済みの軽量で堅牢な設計

ブイ/USV/ROV/AUVへの組み込みが容易

水温、電気伝導度センサー

水温と導電率は、サーミスターと 4 つの電極セルを使用した CT センサーによって測定されます。このセンサーにより、塩分、音速、総溶解固形分または塩化物などの計算パラメータを算出します。

濁度センサー

WiMo プローブの濁度センサーは、ISO 7027 規格を満たす拡散放射線の測定方法 (比濁法) に基づいて測定します。照射は近赤外線で行われ、放射角度は 90° で検出されます。

溶存酸素センサー

酸素センサーは水中の溶存酸素を測定します。測定原理は光学式では、酸素反応性膜を励起し、その酸素依存性の発光をフォトダイオードで検出します。

クロロフィルセンサー

クロロフィル a の測定は、天然水中の植物プランクトンの現存量の指標として使用されます。

pHセンサー

pH センサーは、溶液の酸性または塩基性を測定するために使用されます。25°C での純水の pH (7 に等しい) が、中性媒体の基準値として選択されています。

生物付着防止ワイパー

WiMo および WiMo Plus プローブに生物付着防止用のクリーニングデバイス(ワイパー)を追加することができます。

Redox/ORPセンサー

ORP センサーは、溶液が酸化剤または還元剤として作用する能力を測定します。このセンサーから得られ表される値は、Ag/AgCl 参照電極によって測定されます。

原油センサー

原油センサーは、特定の紫外線波長で励起して多核芳香族炭化水素 (PNA) を測定します。

硝酸塩センサー

WiMo および WiMo Plus 測定範囲と互換性のある硝酸塩センサーは、水中の硝酸塩濃度を継続的に測定します。電気化学電極と硝酸イオン選択膜で構成され、mg/LN で表される値が得られます。

WiMoキャリブレーションツール

このキャリブレーションツールを使用すると、WiMo のセンサープローブをコンピューターに接続して、WiMo(本体)とは独立してお客様のもとでセンサーを校正可能です。

このツールは「WiMo Calibration Tool」という専用ソフトウェアで動作します。

MoSens UV

MoSens UVは長期係留観測用紫外線照射式生物付着防止機能付き水温・電気伝導度センサーです。MoSens UVは淡水および塩水環境での長期塩分モニタリング用に開発されました。

3G/4G伝送モジュール

3G/4G伝送モジュールを用いることにより、WiMoは各国の3G/4Gネットワークを使用してデータを研究室のPCや基地局等へ送信することができます。

3G/4G伝送モジュールがWiMoに接続されると、インターフェース経由で3G/4G伝送モジュールが自動的に検出され、設定することができます。

※弊社ではnke Instrumentation社製のProfiling floatsは取り扱っておらず、サポートもしておりません。nke社へお問い合わせ下さい。